【おすすめ4種】アガベ原料の蒸留酒「テキーラ&メスカル」の製造方法や飲み方をご紹介

 

こんにちは川口です。前回、前々回と、暑い時期にピッタリなお酒として、ラム酒を紹介しました。今回はもう一つの夏らしいお酒ということで、テキーラを紹介したいと思います。

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テキーラの原料やメスカルとの違いについて

テキーラは竜舌蘭(アガベ)を原材料としたメキシコの蒸留酒です。竜舌蘭は200種以上があるのですが、テキーラの原材料として使われるのは“アガベ・アスール・テキラーナ・ウェーバー”(ブルーアガベ)の一種類のみとなります。またメキシコのハリスコ州をはじめとした5の州のみで栽培、生産されたブルーアガベを使用し、蒸留しなければいけません。

シャンパンと同じく、原産地呼称制度によって保護されていて、これ以外にも度数や蒸留回数等の決まりがあります。通常テキーラは51%以上のブルーアガベの使用されますが、ブルーアガベのみを原材料としているものも多く、その場合100%ブルーアガベの表記があります。

テキーラに近いもので同じくメキシコで生産される“メスカル”という、同じくアガベを原料とした蒸留酒があります。テキーラと同じく、生産される州が決まっており、同じ様に規定が定められています。大きな違いは原材料のアガベが指定されていない事、そして100%アガベで製造しなければならない点です。さらにこの2つどちらにも属さない、ソトル、バカノラ、ライシージャ等といった、アガベ・スピリッツも存在します。

テキーラの製造方法について

原材料となるブルーアガベは5年から、長ければ10年ほどかけ生育されヒマドールと呼ばれる職人が“コア”という道具を使い、手作業で収穫します。この時、葉を切り落とし茎部分のみにします、この状態を“ピニャ”(パイナップルの意、形状が似ているため)と呼ばれます。

このピニャを加熱し糖度を高めます、伝統的には石窯ですが、現在は圧力窯もよく使われ8〜72時間加熱されます。加熱が終わると圧搾して、“モスト”と呼ばれる液体を抽出します、圧搾作業も機械で行う方法と、伝統的な石臼で行う方法があります。このモストに酵母を加え、発酵、蒸留したのもが「テキーラ」となります。

当店おすすめのテキーラ・メスカル

ドン・フリオ

ドンフリオ(左から、ブランコ、レポサド、アネホ、1942)

言わずと知れたプレミアムテキーラの火付け役。特徴的な背の低いボトルは、テーブルで一緒に食事しているみんなの顔が見えるようにするためです。当店では4種類をご用意してます。

カリロサ ロサ・ブランコ

カリロサ ロサ・ブランコ

ロックバンド「Maroon5」のボーカリストでもある、アダム・レビーンとべハティ・プリンスル夫妻がプロデュースするプレミアムテキーラ。カルフォルニアワイン樽で熟成した一本です。

ポルフィディオ アネホエクストラ

ポルフィディオ アネホエクストラ

特徴的なボトルデザインの一本、厳密にはテキーラでは無く、アガベスピリッツになりますが、生産地、製法等はプレミアムテキーラのそれと同じです。

ユリア

ユリア

ボトルがメキシコらしいデザイン。テキーラでは無くメスカルになります。石窯でローストし石臼で搾汁した一本、フルーティな味わいです。

テキーラ・メスカルの飲み方

テキーラの飲み方といえば、ショットで一気にというイメージですが、そんな事はありません、確かに伝統的な飲み方は「ライムをかじり、テキーラをショット飲み、塩をなめる」です。これはライム等のビタミンCで喉の粘膜を守り、塩でテキーラの甘みを引き立てるためですが、ショットでなくとも、ゆっくりストレートで、ロック、水割りでも美味しく飲めます。ショットだけで無く、ご自分の好みや体調でテキーラの種類で変えてみましょう。

非常に簡単ですが、テキーラの説明と紹介をさせて頂きました。毎日暑い日が続きますが、お仕事帰りやデート帰りにお立ち寄りいただき、是非とも美味しいテキーラを飲み比べてみて下さい。お友達同士のグループや女性お一人様も大歓迎!Bar Zolddichへの御来店を心よりお待ちしております。

042-527-1616