「今年は暖冬」と言われていますが、最近は夜もだいぶ冷え込むようになってきましたね。今日は寒い夜のバータイムにぴったりの冬季限定メニュー、ホットカクテルの中から人気の3種類をご紹介いたします。
カフェ・ロワイヤル
別名「カフェ・グロリア」とも呼ばれるこのカクテルはナポレオンも愛飲していたことで有名です。ホットカクテルの中でもかなり低アルコールですので、お酒が強くない方にもおすすめの一杯です。
まずはお湯で温めておいたコーヒーカップにドリップコーヒーを淹れます。そのコーヒーカップの上にロワイヤル・スプーンを置き、角砂糖を1つのせたら、ブランデー(コニャック)を10mlほど垂らして角砂糖に浸み込ませます。
ここからが人気の理由でもある、このカクテルならではの演出であり見せ場です。ブランデーが染み込んだ角砂糖に火をつけると、青い炎が点いて砂糖がぶくぶくと泡立ちながら溶けていきます。青い炎を眺めながら楽しみつつ、ブランデーの香りも楽しむことができます。
炎が落ち着いたら、スプーンで砂糖を溶かし入れ、混ぜてからお召しあがりください。ちなみに紅茶バージョンの「ティーロワイヤル」もご用意がございます。こちらも女性の方を中心に人気のホットカクテルとなっております。
ブランデー・キャラメル・マキアート
こちらは今シーズンからの新メニューです。当店にはエスプレッソマシンがあるので、最大限に活かしたホットカクテルを作りたいと思い作成しました。
使用材料(使用グラス 180ml)
- ブランデー 20ml
- エスプレッソ 30ml
- モナン キャラメルソース 適量
- 牛乳 60ml
- ホイップクリーム 適量
グラスにお湯を入れて温めている間に、エスプレッソ30mlを抽出しておきます。グラスが温まったら中のお湯は捨て、キャラメルソース適量、エスプレッソ、ブランデーを入れて、しっかりと混ぜ合わせておきます。
ミルクジャグに牛乳を入れて、エスプレッソマシンでスチームミルクを作ります。本来「マキアート」はスチームミルクではなくフォームミルクを用いますが、スチームミルクを使ったほうがブランデーの香りもたちやすく美味しく仕上がったので、敢えてスチームミルクを使います。(ですので厳密にいうと「マキアート」ではありませんが、そこは目をつぶってご了承ください。)
ミルクを加えたら、あとはトッピングにホイップクリームを浮かべ、キャラメルソースをたらして完成です。
焼きマシュマロのホット・ラムレーズン・ミルク
こちらは何年か前に期間限定メニューで出した際、なかなか好評だったため復活です。
ダークラム(ハバナクラブ7年)に、オイルコーティングなしのふさ干しレーズンをたっぷりと漬け込んで作った自家製レーズンラムを、ホットミルクで割ったシンプルなカクテルです。ガーニッシュにはキャンプなどでも人気の焼きマシュマロを添えました。
レーズンラムは、ラムボトル1本に対し、500gほどのレーズンを2週間ほどかけてじっくり漬け込みます。(※ちなみに漬け込んだラムレーズンの方はもちろん捨てず、当店のおつまみの中で隠れリピーターも多い「自家製レーズンバター」の方で活躍します。)
レーズンの甘みがしっかり感じられる、寒い夜に体あたたまるデザートカクテルです。ホットだけでなくアイスでもお作りできますので、冷たいのが飲みたい方はお気軽にお申し付けくださいませ。
また、過去にも同じ自家製レーズンラムを使ったホットカクテルなどもご紹介していますので、ご興味のある方は下記のリンクからご覧になってみて下さい。
本日は豊富なホットカクテルメニューのなかから人気の3種類をご紹介しました。アイリッシュコーヒーやホットバタードラムなどの定番メニューもございますので、まだまだ寒さが続く季節にいろいろなホットカクテルを試してみてはいかがでしょうか。
以上、本日のブログは小林がお届けいたしました。