本日はゾルディックの人気おつまみ、自家製の燻製ローストビーフを使った新作のお食事メニュー「スモーキーペッパーライス」をご紹介いたします。
3年前ほどにTikTokで流行り出してグルメトレンドにもなったペッパーライス。ホットプレートにお米、牛肉、コーン、ネギ、バターとタレをのせて、ジュージューと焼きながら混ぜて食べる様子やアレンジレシピをSNSにUPする人が増え「飯テロ」を巻き起こしてきました。
コロナ禍も重なって家やキャンプで作る人も多く、一人でも大勢でも楽しめる料理として今やすっかり定番ご飯メニューとして認知されましたね。
今回はそのペッパーライスを自家製ローストビーフの燻製を使って、ゾルディックらしくアレンジしていきます。
燻製ローストビーフの仕込み
まずは赤身の牛もも肉からローストビーフをつくります。牛ももブロックを冷蔵庫から出したらしばらくはなるべく常温に戻るまで室温に置いておきます。それからバットに並べ、全体をまんべんなく肉刺しをしたらしっかりめに塩とブラックペッパーを振り、よくすりこんで20分ほどまた置いておきます。
ここからよく熱したフライパンで全ての表面を強めの中火で焼きつけていきます。だいたい一面50秒ほど焼いたら面を変え、また50秒焼くを繰り返して全ての面にしっかり焼き色をつけます。
最後の面が焼き終わったらフライパンから取り出し、なるべく熱いうちに最速でアルミホイルに2重にくるみます。さらにその上からラップで2重に包んで、余熱をかけながら冷めるまでそのまま常温で放置します。完全に冷めたらそのまま冷蔵庫に入れて一晩休ませます。
一晩たったら冷蔵庫から取り出し、ラップとアルミホイルをはがして、表面の水分をキッチンペーパーで拭き取っておきます。ここまでが燻製するまでの工程です。
※ペッパーライスのソースの作成
ここでついでに、牛ももブロックを焼いて肉汁が出たフライパンでソースも作っておきます。
- 玉ねぎ 1コ (みじん切り)
- 水 30ml
- 赤ワイン 60ml
- 燻製醤油 60ml
- 砂糖、はちみつ 適量(味を見ながら調整)
- みりん 60ml
- にんにく すりおろし少々
- バルサミコ酢 小さじ1
これらを全てフライパンに入れ、弱火でじっくり煮詰めていきます。焦げないようにゴムベラで時々混ぜつつ、肉が少し焼き付いた焦げ(これも旨味になります)もこそぎ落としながら、少しとろみがつくまで煮詰めて冷ましてタレは完成です。
ローストビーフを燻す
ウッドスモーカーの中段ほどに網をセットしたら、まだスモークチップはセットせずに、電熱器だけ電源を入れた状態で20分ほど表面を乾燥させます。燻煙の中に含まれている酢酸などの有機酸が、表面の水分に溶け込んで酸っぱくなってしまうのを防ぐためです。
表面が乾いたら、スモークチップ(今回はヒッコリー)を金属のボウルにいれて電熱器にセットし、60~70℃くらいを保ちながら、30分燻します。これを3回繰り返したら燻製は終わりです。あとはしばらく外気にさらして(風乾)、燻したての煙のえぐみを取ります。
2時間ほどして落ち着いたら、真空パックして冷蔵保存しておきます。
スモーキーペッパーライスを作る
材料(1人前)
- ライス 180g
- スイートコーン 50g
- いんげん (下茹で済のもの)30g
- 燻製ローストビーフ 80g分 スライスしておく
- バター 1片
- 燻製フライドガーリック 適量
- ブラックペッパー 適量
- 自家製ソース 適量
ステーキ皿の鉄板にサラダ油をペーパーでむらなく薄く塗り、中火にかけて熱したら、スライスした燻製ローストビーフを円状に並べて、その上にライスを盛り、コーン、いんげんをのせます。全体に熱が伝わってきたらバターを中央にのせ、ブラックペッパー、フライドガーリックをトッピングして完成、最後にソースを回しかけて提供になります。
熱い鉄板に気をつけながら全体をよく混ぜ合わせてお召し上がりください。燻製ローストビーフの芳しい燻香、さらにサクサクとしたフライドガーリックの食感、コーンバターの風味も相まってたまらない一品です。
お食事にもおつまみにもなる食欲そそる飯テロメニュー、一人飲みのお食事にはもちろん、2次会などでもおつまみ感覚で少しつづシェアして召し上がったりと、ぜひお試しくださいませ。また感想や「もっとこうしてほしい!」というご要望、アドバイスもお待ちしております(ちなみに燻製ローストビーフは燻製メニューの方に単品メニューもございます)。
以上、本日のブログは小林がお送りいたしました。