2023年も9月に入り、まだ夏のなごりはありつつも、少しずつ秋の気配も出てきましたね。今日は秋におすすめのフレーバーブラスターを使ったカクテルをご紹介いたします。今回は紅茶のカクテル「アールグレイ・クーラー」に、アップルタルトのフレーバーをのせて仕上げました。
ドライアップルの作成
まずは、フレーバースモークを閉じ込めるための蓋をつくっておきます。通常はBAR Zolddichの焼き印入りコースターを使ってグラスに蓋をするのですが、今回はアップルタルトフレーバーということで、輪切りにしたリンゴを乾燥させて、蓋のように使ってみようと思います。
使ったリンゴは9月が旬の早生種「サンつがる」です。サンつがるは「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」の交配種で、甘みと酸味のバランスがよくとても美味しいリンゴです。果肉もシャキシャキとしていて硬めなので、ドライアップルにしても綺麗な形を保ってくれそうなので選びました。
サンつがるを輪切りにして、ディハイドレーターに並べます。35℃に温度設定したら一晩そのまま放置して乾かします。しっかり乾いたのを確認したらドライアップルは完成です。
アールグレイ・クーラーをつくる
最初はフレーバーと合わせる母体となるカクテルを、女性にも人気のカクテル「ダージリン・クーラー」にしようと考えていたのですが、リキュールベースであるダージリン・クーラーだと甘すぎてしまい、同じく甘い香りのアップルタルトフレーバーとバランスが悪かったため、甘みのない自家製のアールグレイウォッカを使ってみることにしました。
※自家製アールグレイウォッカの作り方は、下記の過去のブログをご参照ください。
関連記事:【秋限定の美味しいカクテル】アールグレイウォッカと和梨のスムージーカクテル
レシピ・分量
- 自家製アールグレイウォッカ 25ml
- フランボワーズ・リキュール 10ml
- フレッシュ・ライム・ジュース 10ml
- ジンジャーエール(辛口)適量
まずはワイングラスに氷を入れて冷やしておきます。シェイカーにジンジャーエール以外の材料を入れてシェイクし、水を切ったグラスに注ぎます。ジンジャーエールを適量満たして軽くステアをしたら、アールグレイ・クーラーは完成です。
あとはフレーバーブラスターで仕上げです。アップルタルトのフレーバースモークをグラス内に充填したら、蓋代わりに作っておいたドライアップルをのせて完成です。
ドライアップルをはずすと、アップルタルトの甘い香りが漂います。甘さを控えめにつくったアールグレイ・クーラーと相性よく、タルト・タタンを食べながらアイスティーを飲んでるような感覚のカクテルに仕上がりました。
また、ドライアップルはもちろんガーニッシュとしてお召し上がりいただけます。砂糖や酸化防止剤など使わずに作っているため、噛めば噛むほどリンゴの自然な甘さ、酸味がじゅわじゅわと感じられてとても美味しいため、召し上がりながら飲んでいただくのがおすすめです。
以上、本日のブログは小林がお届けいたしました。