【ミクソロジー】自家製ハニージンジャーを使用したカクテル「ペニシリン」

 

カクテル

気づけば、2023年初投稿ということで、大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年も、バーゾルディックを宜しくお願い申し上げます。

新年一発目のブログは、ミクソロジーカクテルのご紹介です。今回は世界的にも人気のある「ペニシリン」のアレンジカクテルです。

カクテル「ペニシリン」とは…

ニューヨークにあるバー「Milk & Honey(ミルク&ハニー)」のバーテンダー、サム・ロス氏が考案した、スコッチ・ウイスキーをベースにしたロックスタイルのカクテルです。世界カクテルランキングに入るほど人気があります。バーによって、さまざまな作り方がありますが、基本的なレシピはこちらになります。

【レシピ】

  • ブレンデッド・スコッチウィスキー 2oz(60ml)
  • フレッシュ・レモン・ジュース 0.75oz(22.5ml)
  • ハニーシロップ (ハチミツと水 2:1で混ぜる) 0.75oz(22.5ml)
  • 生姜の搾り汁 1/2個~3/4個分 

これらをシェイクし、氷を入れたオールドファッションドグラス(ロックグラス)に注いだら、ラガヴーリン16年(シングルモルト・スコッチウィスキー)を0.25oz(7.5ml)フロートさせ、最後に砂糖漬けの生姜スライスを飾って完成となります。※生姜とレモンに薬効があることから、このカクテル名がつけられたようです。

バーゾルディックでは、このカクテルを自家製のハニージンジャージャムを使って、アレンジしていきます。

ハニージンジャージャムの作成

「ハニージンジャージャム」はその名のとおり、ハチミツと生姜でつくったジャムです。これは、以前ご紹介した、自家製ジンジャービアを作る際に、砂糖で煮た生姜スライスが残ってしまうので、「捨てるのはもったいないし、何か使い道はないか…」と悩んでいたところ、はちみつと合わせてジャムにして保存することにしたのがきっかけです。※ジンジャービアの作り方などの詳細は下記の過去ブログをご覧ください。

関連記事:【ミクソロジー】自家製ジンジャービアで作るダークアンドストーミー

これを濾した液体だけをジンジャービアに使うので、残った生姜スライスをどうにか活かしたい。

【作り方】

  1. 砂糖で煮た状態の生姜スライスを、ブレンダーで砕き、みじん切り状になるまで回します。生姜のザクザクした食感をあえて残したかったので、ペースト状になる前に止めます。
  2. 鍋にうつしたら、生姜の量の30%ほどのハチミツと水、さらにハチミツの量の1/3のレモン果汁を加えて、中火にかけます。
  3. 少し煮立ったら弱火で10分前後、様子を見ながらジャム状になるまで煮詰めていきます。冷めると固くなるので、少しゆるいくらいで止めます。これでジャムは完成。(※煮沸消毒した清潔なキャニスターに、熱々のジャムをいれて密閉します。蓋を下にして瓶ごと熱湯に入れてまた10分ほど煮沸。真空状態に保存しておきます。)

ペニシリンカクテルの作成

今回使用した材料

  • ジョニーウォーカー・ゴールドラベル・リザーブ 50ml
  • フレッシュ・レモンジュース   15ml
  • 自家製ハニージンジャージャム  2tsp
  • ハチミツ 1tsp
  • 燻酒(ボトラーズ・アイラモルト) 3ml 

燻酒以外の材料をすべてシェイカーにいれて、バースプーンでしっかり混ぜ合わせたら、氷をいれてシェイクします。ロックグラスに注いだら、氷の上にハニージンジャージャムをさらに1tspトッピングします。最後に、フロート用の燻酒をシリマーにいれて添えたら完成です。

自家製ハニージンジャージャムを使用した「ペニシリン」

まずは、そのまま味わっていただいて、お好きなタイミングで、シリマーで燻酒をフロートして飲んでいただくと、味わいが変わって面白いかと思います。ラスティーネイルのようなタイプのカクテルが好きな方にはおすすめです。

また、生姜は体をあたためる効果もありますので、まだまだ寒さが続くこの季節にはぴったりのカクテルですね。当店人気の燻製おつまみとも相性が良いので、ぜひご一緒に試してみてはいかがでしょうか。

以上、本日のブログは、小林がお届けいたしました。

042-527-1616