こんばんは、山路です。本日(2023/1/23)からの、季節限定パスタのご紹介をさせて頂きます。
刻んだ柚子皮を豚挽肉に混ぜ込み、爽やかな旬の黄柚子の香りを感じる自家製サルシッチャです。そこに舞茸の旨みと食感が加わった、くどくないクリームソースのパスタです。
サルシッチャとは?
ちなみに、サルシッチャとはイタリア語で直訳だと「腸詰め」という意味ですが、ドイツのソーセージと区別すると、サルシッチャは生肉のソーセージを指します。腸詰めという意味の言葉ではありますが、腸詰めしない場合もあります。
ソーセージはボイルや燻製して加熱処理されますが、サルシッチャの場合は、非加熱の状態ということですね。本番イタリアでは、生のままでも食べられたりしますが、パスタでは、基本焼いて使われることが多いです。
そしてイタリアでは、2月になると「謝肉祭」というヴェネツィアのカーニバルがあり、その日はお肉を一切れでも必ず食べるという慣習があります。今回は、それにちなんでお肉を使ったパスタを提案させて頂きました。それでは、まずはサルシッチャを作っていきます。
サルシッチャ〈材料と作り方〉
- 豚挽肉
- 塩、黒胡椒·····肉の1%量
- フェンネル·····適量
- 柚子皮·····肉の5%量
材料をボウルに全て入れて、粘り気が出るまで手でよくこねます。このあとは腸詰めにしたり、ラップ等に包んで成型、あるいは、そのまま適量とって焼いて使ったりと様々ですが、今回は使いやすいよう50g程度とって丸めてから平らに成型し、中央は焼いた時に熱が入りやすいよう、押して少しくぼみをつくってあります。
クッキングシートを敷いたバット等に離して並べて冷凍しておけば、必要な分だけ解凍して使うこともできますので、自宅で作ってみたい方にはオススメの保存方法です。
それでは、こちらのサルシッチャを使ってパスタを作っていきたいと思います。
パスタの作り方
まずは、サルシッチャを少量のオリーブオイルで両面焼いていきます。焼き始めたら、パスタも茹で始めます。
焼き色が付いたら、バターを一欠片加えて溶かしながら、舞茸もソテーしていきます。舞茸に焼き色が付いたら、舞茸にだけ岩塩少々。サルシッチャは、食べやすいように軽くほぐしておきます。
牛乳とホワイトソースを加え、ブラックペッパーを少々。沸いてきたら、弱火におとしてソースにとろみがつくまで煮詰めます。
茹で上がったパスタをソースと和え、火を止めてから、削ったパルミジャーノ・レッジャーノを少々加えながら混ぜたら、皿に盛り付けていきます。仕上げに、再度パルミジャーノ・レッジャーノと細切りにした柚子ピールを添えたら完成です。
軽めのクリームソースなので、お一人でも召し上がりやすいかと思います。ベアリングとしてはウイスキーのソーダ割り、もしくは季節限定カクテルの「柚子とローズマリーのウォッカトニック」もオススメです。
尚、こちらの限定パスタは謝肉祭にちなんで、2月末までと予定しておりますので、是非ともお早めにどうぞ。
以上、今回の記事は、山路が担当致しました。