こんにちは、平賀です。本日紹介するスイーツは『タルト・タタン』です。
タルト・タタンとは?
タルト・タタンとはバターと砂糖でリンゴを炒めて、そこにタルト生地を被せて焼いたものになります。少しアップルパイに似てるかもしれませんね。味はキャラメル化した砂糖とリンゴの酸味がマッチした上品な味わいとなっています。
作り方を紹介する前に、少し『タルト・タタン』にまつわるエピソードを少しだけお話させてください。
19世紀後半、フランスのソローニュ地方のラモット・ブーヴロンという所に、タタンという名の姉妹が経営する小さなホテル『タルト・タタン』がありました。ある日、姉であるステファニー・タタンがリンゴのタルトを作っている時に、うっかりタルト生地をひくのを忘れてしまい、後からタルト生地を乗せて焼いたのが『タルト・タタン』の始まりです。
そして、焼きあがったものをひっくり返して出してみると、香ばしくて美味しそうな焼き色をしたお菓子が出来上がったのです。それを思い切ってお客様に出したところ好評で、お店の看板メニューになりました。その後地域一帯に広まり、世界的に有名なスイーツになったのです。まさに、失敗は成功のもとですね。
材料
- リンゴ6個
- バター50g
- グラニュー糖130g
タルト生地
- 薄力粉150g
- バター70g
- 塩少々
- グラニュー糖小さじ1
- 卵黄1個分
- 水50cc
作り方
- リンゴを4つ切りにして皮と芯を取ります。深めの鍋にバターを溶かし、リンゴとグラニュー糖を入れ水気が出るまで炒めます。
- リンゴから水気が出てきたら弱火で1時間ほど混ぜながら煮詰めます。出てきたら水が飴色になったら火を止めます。
- ケーキの型に出てきた水気を敷きそこにリンゴを隙間なく綺麗に並べていきます。
- タルト生地を作ります。グラニュー糖、薄力粉、塩を軽く混ぜ、そこに冷たいバターを入れ切るように混ぜます。
- 4に水で溶いた卵黄を少しずつ入れて切るように混ぜてまとめます。※こねる必要はないです。冷蔵庫で少し休ませると生地が落ち着きます。
- 生地を3mmほどの厚さに伸ばしてケーキの型に乗せ、フォークでまんべんなく穴を開けます。
- 190℃に温めたオーブンでアルミホイルを被せて45分、アルミホイルを外して45分焼きます。リンゴが濃い茶色になっていれば完成です!
- 常温でしっかり冷やし型の周りをナイフなどで剥がし裏返します。
あとは切り分けて、クリスタル・ポム(『最新版りんご飴』といわれているりんごの飾り)を添えて完成です。先日ブログでご紹介した、バレンタインカクテルとも相性がいいのでおすすめです↓
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