Z.O.Lことゾルです。
先日のブログでスタンダードカクテルについて触れていたので今回はミクソロジーカクテルについて書いてみようかと。BAR Zolddichではミクソロジーカクテルと呼ばれているカクテルをお出ししています。まだ耳慣れない方にどういったものかを簡単に説明すると「新しいアプローチを行ったカクテル」と思って頂いて良いんじゃないかと。
自分が当時初めてその存在を知り、調べて得た情報には、
「市販のリキュールやシロップを使わずにフレッシュのハーブや果物を使って素材の香りや味わいを生かしたカクテル。」
みたいなことが書いてあった。それから時が流れて多くの作品が生まれ、情報が共有され…「ミクソロジーカクテル」はもっと広範囲につかわれるようになった。断言して良いかはわからないけど現時点では、
カクテルの上にモコモコの泡があったり、
モクモクの煙を焚いていたり、
カピカピのドライフルーツが乗っている…
あるいは、自家製のリキュール、ビター、スピリッツを使っていたらミクソロジー要素のあるカクテルだと思う。なぜならスタンダードカクテルには必要の無い専用の機材を用いたり、様々な実験や研究が行われているからだ。…話が長くなりそうなのでとりあえず新しくミクソロジーカクテルを作ってみよう。
今回抑えるポイントは、
自家製のものを一種類は使う
見た目が可愛くて飲んでみたいって❤️思える、解りやすいレシピ
作っている工程に釘付け
季節感
愛情
まずはベースとなるスピリッツ。立川北口に昨年出来たメガドンキに行って焼き芋をゲット。

ドンキホーテの入り口と地下一階に売っている。
バターとウォッカを一緒に入れて蒸留し、焼き芋ウォッカを作成。芋のザラッとしたテクスチャーを感じちゃうくらいの出来になった。

店内入り口に置かれた蒸留機。焼き芋が冷める前に速攻店に戻り、香りが立っているうちに皮を取り除いて蒸留。
ここにヌルッと感を出すのにマスカルポーネチーズ。芳ばしさを出すのに黒ごまを練る。シェイクしてグラスに注いだら、卵黄、バニラビター、生クリーム、シュガーをエスプーマに入れて亜酸化窒素で作ったムースをのせる(お好みで表面にバーナーで焦げ目をつける)。そして、仕上げにサツマイモチップと黒ゴマを散らして…

サツマイモチップは事前にカットして揚げておく。
完成!
ガーニッシュのサツマイモチップを食べながら飲んで頂きたい。自分としてはスイートポテトをイメージして作ったのに店長の小林に飲んでもらったら、
「あ、これ大学芋っすねっw」って…

焼き芋ウオッカを使って、スイートポテトをイメージしていたカクテル。
本日よりDAIGAKUIMOのご注文。
お待ちしておりますm(_ _)m