こんにちは、川口です。
皆さんは梅雨の時期、どんな一杯を飲んでいますか?雨が続くと気分も重くなりがちですが、今回はそんな梅雨の夜にこそ飲んでほしいカクテルを4本ご紹介します。
Last Word(ラスト・ワード)
まず紹介したいのが、このクラシックカクテル。ジン、グリーン・シャルトリューズ、マラスキーノ、ライムジュースを等分に合わせるだけ——シンプルな構成ですが、これが本当に奥深いです。
1920年代のデトロイト生まれで、一時は忘れられていたものの、2000年代に復活して世界中のバーに広まりました。グラスに注ぐと淡いペールグリーン。シャルトリューズの薬草香とライムの酸が絡み合って、湿った夜気の中でもすっと鼻に抜けていきます。
飲み終わったあとも、じわじわと余韻が残る。雨の夜に静かに向き合いたい一杯です。

Southside(サウスサイド)
次はフレッシュミントを使ったこちら。ジン、レモンジュース、シュガーシロップ、ミントをシェイクする、爽やか系のカクテルです。
よく「モヒートのジン版」と説明するのですが、印象はかなり違います。ラムより骨格のあるジンを使うことで、ミントの青々しさがキリッと際立つんです。1920年代シカゴ発祥とも、ニューヨークの名門クラブ発祥とも言われていて、出自に諸説あるのもまた面白い。
梅雨のじめっとした空気の中で飲むと、口の中だけ別世界みたいに涼しくなります。冷えたグラスに結露が浮かぶ様子も、この季節らしくて好きです。

Corpse Reviver #2(コープス・リバイバー #2)
名前だけ聞くと少し物騒ですが「死者をも蘇らせる」という意味で、ロンドンのサヴォイ・ホテルで生まれたカクテルです。
ジン、コアントロー、リレ・ブラン、レモンジュース、そしてアブサンをほんの一滴。このアブサンのリンスがポイントで、グラスに香りをまとわせるだけで、微かな茴香の風味が全体を引き締めます。
長い一日を終えてバーに来たとき、「今日も頑張った」という気持ちで飲んでほしい一杯。複雑なのに後味はすっきりしていて、身体がリセットされる感覚があります。

Blood and Sand(ブラッド・アンド・サンド)
名前の由来は1922年公開のルドルフ・ヴァレンティノ主演の映画から。血と砂、なんとも物騒なタイトルですが、飲んでみると意外なほど優雅な一杯です。
スコッチ、チェリーブランデー、スイートベルモット、オレンジジュースを等分に合わせます。ウイスキーカクテルにしては珍しいフルーツ感があって、でもスコッチの骨格がしっかり下支えしている。甘さの中に複雑さがある、という感じです。

梅雨の時期の雨宿りに是非お越しください
梅雨の夜、雨音を聞きながら飲むと、このカクテルの深みがじわじわと沁みてきます。「今夜はちょっと特別な一杯を」という気分のときに、ぜひ頼んでみてください。
梅雨だからこそバーに来る理由ができる。
雨が止まないからもう一杯だけ頼める。
Bar Zolddichは立川駅北口から徒歩2分。バー初心者の方や女性のお一人様も気軽に愉しめるダイニングバーです。この季節ならではの時間を、ぜひカウンターでお過ごしください。ご来店、心よりお待ちしております。



