4月も終わりに近づき、ゾルディックでも人気のフルーツ、苺がそろそろシーズン終盤となります。また冬までおあずけとなってしまうので、今シーズン最後の苺のフレッシュフルーツ・カクテル「あまおう苺のアールグレイ・マティーニ」をご紹介します。
このカクテルは、甘くてジューシーなあまおう苺と上品な香りのアールグレイを組み合わせた、この季節にぴったりの一杯です。それでは早速、レシピや材料についてご紹介していきます。
自家製アールグレイ・インフュージョン・ウォッカ
まず、カクテルのベースとなるのは自家製のアールグレイ・インフュージョン・ウォッカです。
アールグレイは、スリランカや中国産の紅茶にベルガモットの香料を加えたお茶で、柑橘系の爽やかな香りと奥行きのある風味が特徴です。
今回はそのアールグレイをウォッカ(ケテルワン)700mlに対し40g、約2時間ほど浸漬させたあと、コーヒーフィルターで濾しました。漬け込むことで、茶葉の香りが充分に抽出され、華やかな味わいに仕上がります。
ケテルワン・ウォッカについて
今回ベースに使用したウォッカ、ケテルワンウォッカ(Ketel One Vodka)は、オランダの伝統的な製造方法にこだわったプレミアムウォッカで、特にその滑らかさとクリアな味わいで知られています。
オランダのゼーラント州にあるケテルワン蒸留所で製造されており、この蒸留所は1691年に設立され、なんと300年以上の歴史を持っています。
厳選された小麦を原料として使用し、古典的な銅製のポットスチルと、現代的な連続式蒸留器の両方を用いて蒸留されます。この独自の製造過程により、ケテルワンは非常に滑らかでクリーンな味わいに仕上げられています。
口に含むと、滑らかで甘く柔らかい口当たりが広がり、後味には軽やかな穀物の風味が残ります。このバランスの取れた味わいは、カクテルのベースとして非常に人気があります。マティーニやモスコミュール、ブラッディーメアリーなど、多くのクラシカルカクテルとの相性が良く、素材本来の味を引き立てる役割を果たします。

あまおう苺について
次に主役となる「あまおう苺」についてご紹介します。あまおう苺は福岡県の特産品で、その名の由来は「甘い」「丸い」「大きい」「美しい」の頭文字を取ったものです。特に大粒で糖度が高く、ジューシーな食感が特徴です。あまおうをこのカクテルに加えることで、自然な甘さと華やかな色合いが引き立ちます。
あまおう苺には、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、美容効果も期待できます。抗酸化作用もあり、肌の老化を防ぐ助けとなるため、女性には特におすすめで、人気のある素材ですね。

レモンとシュガーをアクセントに
仕上げに加えるのは、レモンとシュガーです。本来、一般的に「マティーニ」と呼ばれるカクテルにはレモンやシュガーは入れないのが通常ですが、今回のアールグレイ・マティーニには少量ずつ加えて仕上げます。
レモンの酸味がカクテルに爽やかさをプラスし、シュガーは全体のバランスを整えてくれます。この甘酸っぱいコンビネーションが、あまおう苺の甘さを引き立て、全体を引き締めてくれます。
カクテルの作成
それでは、実際に「あまおう苺のアールグレイ・マティーニ」を作っていきます。
材料
- 自家製アールグレイ・インフュージョン・ウォッカ 30ml
- あまおう苺 5〜6粒
- フレッシュ・レモン・ジュース 5ml
- シュガーシロップ(カリブ) 5ml
1. まずカクテルグラスは冷蔵庫または冷凍庫でよく冷やしておきます。苺のへたを取り、他の材料と一緒に全てシェーカー(ティン)に入れます。
2.ハンドブレンダーでよく混ぜ合わせて、苺の果肉がピューレ状になったら氷を加え、しっかりとシェークをして冷やし混ぜます。
4. シェーカーを開け、ストレーナーで氷が入らないようにしてカクテルグラスに注ぎます。グラスの縁にあまおうのフレッシュな果実をトッピングして完成です。

あまおう苺の甘さとアールグレイの優雅な香りが絶妙に調和しています。あまおうのジューシーで贅沢な味わいとアールグレイの心地良い香りに癒される一杯です。苺の季節が終わってしまう前に、ぜひお試し下さい。
以上、本日のブログは小林がお届けしました。