こんばんは!亀井です。11月ももう終盤に差し掛かり、一気に寒くなってきましたね。久しぶりのブログとなってしまいましたが、本日は旬の青森県産のリンゴ(サンふじ)を使ったスイーツをご紹介致します。
ポム・ソテー・ア・ラ・カネルとは
それぞれフランス語でポム(pomme)=リンゴ、ソテー(sauté)=焼いた、ア・ラ(a la)=〜風の、カネル(cannelle)=シナモンという意味で、シナモン風味の焼きリンゴということになります。焼きリンゴ自体は、フランスで18世紀頃から食べられており、日本では、長崎県にある「東洋軒」という老舗のパン屋さんが、大正9年(1920年)に独自に作ったとされてる為、各国でその文化が根付いています。国内では単体で食べられる事が多いですが、フランスだとメインで食べると言うよりは、肉料理の付け合せにソテーしたリンゴを使われていました。
今回はリンゴと相性抜群なスパイスのシナモンを使って、バータイムの締めに相応しいデザートに仕上げました。
リンゴのコンポートの作成
まずはソテーする前の下ごしらえをします。そのまま焼いても美味しいのですが、短時間では水分が飛ばず食感がパサパサしてしまう為、シナモンシロップを作り1度煮てから焼きます。
材料・レシピ(8食分)
- 水 約300mm
- グラニュー糖100g
- シナモンスティック 1本
- リンゴ 2個(16等分にする)
1.リンゴの皮を剥き、芯を取って16等分にし表面に軽く塩をまぶしてキッチンペーパーで余分な水分を取ります。
2.鍋にリンゴ以外の材料を入れて、湧いてきたらリンゴを入れます。
3.様子を見ながら中火で煮て、リンゴがしんなりしてきたら火を止めて鍋の中身をバットに移し、余熱が取れるまで置けば仕込み完了です。
4.保管する場合はシロップを切って冷凍出来ます。解凍する際は600w20秒程で大丈夫です。
リンゴのソテーの作成
いちばん大切なソテーの工程です。焼きすぎても焼かなすぎてもダメなので慎重に行います。
材料・レシピ(1食分)
- リンゴ 4切れ
- 有塩バター 8g
- シナモン・シュガー 適量
- カルヴァドス(アップル・ブランデー) 10mm
バターをフライパンに入れ、少し茶色くなったらリンゴを入れて両面を軽くソテーします。焼き色がついたらカルヴァドスを入れてフランベし、火が消えたらシナモン・シュガーを振ります。
フライパンに残ったバターごとリンゴに絡めて皿に盛り付けたら完成です。
盛り付け
最後に盛り付けをしていきます。お皿にリンゴソテーを並べて、バニラアイスとセルフィーユをのせたら、バニラアイスにシナモン・シュガーを、リンゴに粉糖をふりかけます。
仕上げ(瞬間燻製)
提供直前にスモーキング・ガンを使用し、メイプルのチップで焚いた煙をガラスドームに閉じ込めて、軽く香りがつく程度に燻します。メイプル特有のほんのり甘い薫香がリンゴソテーの香ばしさを引き立てます。
ペアリングには軽めのスパークリングワインや、カルヴァドスのソーダ割り、同じリンゴを使用したフレッシュ・フルーツ・カクテルなど合わせてみるのもおすすめです。女性の方でも食べやすいサイズとなっておりますので、この時期の旬のリンゴを、バーゾルディックならではデザートでぜひご賞味くださいませ。