【STAY HOME日記】自分好みのスパイスト・ラムをつくってみた~前編

 

いつもはお店のメニューの紹介がメインですが、今回は私小林が個人的興味でやってみたことを綴った、気軽な内容でお送りします。今年は1月~6月までほとんどが営業自粛期間でした。その間に思いつきで戯れに自作してみた『スパイスト・ラム』についてせっかくなので書いてみます。

スパイスト・ラム自作のきっかけ

なぜスパイスド・ラムを作ろうと思ったかと言いますと、以前私が好きだったラムに「キャプテンモルガン・タトゥー」という銘柄がありました。通常のキャプテンモルガン・スパイストラムよりもちょっと薬っぽい独特の味わいが特徴。それでキューバ・リバー(ラムをコーラで割ってライムを絞り入れたカクテル)を作ると、ドクターペッパーのような感じですごく美味しかったんです。

しかし数年前にキャプテンモルガン・タトゥーは終売となってしまい、今は手に入らなくなってしまいました。どうしてもあのタトゥー・コークがもう一度味わいたい!と思い、何とか似たものが作れないか…ということで、前回の緊急事態宣言で営業自粛させて頂いていたステイホーム期間にいろいろ調べて、試しに作ってみることに。

キャプテンモルガン・タトゥー自体、使用スパイスやレシピを調べてみましたが、明確な情報が見つからず。。。せめてもの何か参考情報をと、ドクターペッパーについて調べてみました。

ドクターペッパーの使用材料は23種類!

ドクターペッパーは「チェリー風味の薬っぽい味」という印象ですが、調べてみるとはるかに想像を超える種類の材料が使われていることが分かりました。その数全部で23種類!

  1. チェリー
  2. 甘草 ※読みは「カンゾウ」。マメ科の多年草で薬用植物。
  3. アマレット ※あんずの種子の核=杏仁のこと。
  4. アーモンド
  5. バニラ
  6. ブラックベリー ※バラ科キイチゴ属の果実。桑の実みたいな感じ。
  7. アプリコット
  8. キャラメル
  9. 胡椒
  10. アニス ※セリ科の一年草。中国料理によく使われる八角(スターアニス)の仲間です。
  11. サルサパリラ ※サルトリイバラ科シオデ属。いまいち何だかよく分からないが、熱帯アメリカ原産の植物で、根は漢方薬として古くから使われてたよう。
  12. 生姜
  13. 糖蜜  ※ラムの原材料。サトウキビから砂糖を精製する際の副産物。
  14. レモン
  15. プラム
  16. オレンジ
  17. ナツメグ
  18. カルダモン ※ショウガ科の多年草の実。「スパイスの女王」といわれる。
  19. オールスパイス ※シナモン、ナツメグ、クローブ、3つの香りをあわせ持つと言われるフトモモ科植物の実。別名:ジャマイカペッパー。
  20. コリアンダー ※別名:パクチー、香菜(シャンツァイ)
  21. ジュニパーベリー ※ネズの実。ジンの原材料として有名。
  22. 樺の樹皮
  23. アメリカザンショウ ※ミカン科の落葉樹の実。別名:花椒(ホアジャオ)

これらを参考に、スパイスやフルーツ類をインフュージョンしてみたら、ドクターペッパーに近い風味のラムができるかも…ということで、いろいろ材料をすぐ手に入る範囲で用意してみました。ベースはバニラ香が強いキャプテンモルガン・スパイストを使用。それも加味して材料を揃えました。※写真に写し忘れましたが、ブラックペッパーホールも使用。

左のお皿からグリーンアニス、オールスパイス、ジュニパーベリー、コリアンダー、カルダモン、ナツメグ、アマレット、
自家製ドライフルーツ3種(アプリコット、レモン、オレンジ)

本来ならば、チェリーの要素としてアメリカンチェリーなどドライフルーツにして使いたいところでしたが、時期的に売っていなかったため断念。コーラで割って作る際に、チェリーシロップを加えて風味を整えることにしました。

用意したスパイス&フルーツたちを、大きい実のものは多少砕いてからラムと一緒にガローネに投入。そのままラップをして丸一日漬け込んでみました。ラップをはずすとすごくいい感じの香りが…!!これは期待できそう。

まずここで軽く一度そのまま味見を。するとなんと…!香りはすごくいいんですが、なんか二日酔いのときに飲むあの小瓶の某胃腸薬のような、スーッとする感じがやたら強い…。どうやらカルダモンを入れすぎたようです。。。とりあえずスパイス類は取り除いて、ドライフルーツをちょっと追加してさらに3日浸漬してみましたが、やはり薬感が強い。

とは言え、実際にチェリーシロップを加えてコーラで割ってみたら、意外といい感じになったりするかも?ということで、今回はこれで一度シノワで濾してから、さらにコーヒーフィルターを使ってしっかり濾したら試作1号の完成。果たしてキャプテンモルガン・タトゥーのコーラ割りのように、ドクターペッパー的味わいになるのか…

氷を入れよく冷やしておいたタンブラーに、自作スパイスト・ラムを30ml。カットライムを絞り、モナン・チェリーシロップを10mlほど加えてよくステアしたら、氷に当てないようにコーラを注ぐ。最後にカットライムを入れて、いざ試飲!

う~ん…。これはこれで好きな味だけど、ドクターペッパーというよりもイエガーマイスターやフェルネット・ブランカのような感じに近い。。。やはりかなり薬草色の強いものになってしまいました。

今回の試作第1号は狙った味にはなりませんでしたが、次回試作ではさらにレシピをいじってリベンジに挑戦したいと思います。その内容はまた後日、後編としてまたブログでお届けしようと思います!

042-527-1616