ゴールデンウィークも間近になり、春というより、初夏の雰囲気になってきました。日中は少し汗ばむ日もありますよね。
今日はそんな季節にぴったり、旬の柑橘「清見オレンジ」とスパークリングワインを使って、ひんやり冷たい液体窒素カクテルをご紹介します。
「清見オレンジ」について
清見オレンジは主な生産地は愛媛県と和歌山県です。実は正式名称は「清見タンゴール」といいます。「タンゴール=Tangor」とは、Tangerine(=みかん)と、Orange(=オレンジ)を合わせた造語で、清見オレンジは日本の温州みかん「宮川早生」と、アメリカが起源とされる「トロビタオレンジ」を掛け合わせて作られた、国産初のタンゴール品種なんです。
オレンジのような爽やかな香りと、みかんのようにジューシーで甘い果肉が特徴で、温州みかんとオレンジの良いとこ取りなフルーツと言えます。その優れた品種ゆえ、清見タンゴールを親として生みだされた品種には有名な「でこぽん」「せとか」などがあります。どれもまろやかな甘さが特徴の美味しい柑橘です。
それでは、この清見オレンジを使ってカクテルを作っていきます。
液体窒素で清見オレンジのカクテルアイスを作る
材料
- 清見オレンジ 1コ
- チェイス マーマレードウォッカ 15ml
- シュガー 10ml
- フレッシュレモンジュース 5ml
まずは、清見オレンジを1/8カットは飾り切りにし、残りはくし切り状にカットしてから、中心の白いワタ部分は切り落として、果肉部分だけをペティナイフで丁寧にそぎ、他の材料と合わせてブレンダーで撹拌します。
果肉が砕けたら大きなボウルにうつし、そこに液体窒素を適量入れて、ホイッパ―で混ぜながら凍らせてアイスをつくっていきます。クラッシュアイスを使ってブレンダーなどで凍らせるフローズンと違って、液体窒素で凍らせる場合は無駄な水分が入らないので、フルーツ本来の味や食感が凝縮された食べるカクテルができます。溶けてきても味が水っぽくならないのがいいですね。
仕上げはスパークリングワイン
冷やしておいた大きめのカクテルグラスに、アイス状になったカクテルをディッシャーで盛り付けて、バースプーンで形を整えます。そこに辛口のスパークリングワインを静かに注ぎ入れます。(スペインのスパークリングワイン、カヴァ「コドルニウ・クラシコ・セコ」を使用。)
最後に飾り切りしておいた、デコレ―ションとミントリーフを添えて、清見オレンジのフローズン・スパークリングカクテルの完成です。
あえて崩さずに、アイスの部分を食べながらスパークリングワインを飲んだり、スプーンで崩して混ぜながら飲んで一緒に味わったり、お好みの方法でお楽しみください。甘さ控えめで、さっぱりとお召し上がりいただけます。
※ノンアルコールをご希望の方は、お酒を使わずに、スパークリングワインをソーダやトニックウォーターに変えてお作りすることもできますので、バーテンダーまでお気軽にご相談ください。
以上、本日のブログは小林がお届けいたしました。