今年ももう6月。梅雨の気配も近づき、本格的に夏に向かって、じめじめとした暑さが増してきましたね。今日は、そんな季節にぴったりのさっぱりとした、ミクソロジーカクテルをご紹介いたします。今回選んだ食材は、6月~8月が旬のパプリカとトマト。これらを使って、冷製スープのような味わいのブラッディメアリーを作っていきます。
燻製パプリカウォッカを作る
ベースに使用する、燻製パプリカのインフュージョンウォッカを作ります。まずは、新鮮で大きめの赤パプリカを2個ほど適度な大きさにカットしていきます。
ディハイドレイターに並べてセットし、35℃~40℃で半日ほど乾燥させ、水分がしっかり抜けたら、アップルのスモークチップで20分ほど燻して香りをつけます。一晩寝かせてえぐみがとれたら、ウォッカに入れて1週間ほど漬け込み、コーヒーフィルターで丁寧に濾して、燻製パプリカウォッカの完成です。
イタリアンなブラッディメアリーに仕上げる
燻製パプリカウォッカとフレッシュトマトの他に、副材料としてパルメザンチーズやバジルを使ってカクテルを作っていきます。
【レシピ】
- 燻製パプリカウォッカ 25ml
- フレッシュトマト 中サイズ×2コ
- セロリソルト 少々
- タバスコ 2、3滴
- ブラックペッパー 少々
- フレッシュレモンジュース 1tsp
- ドライトマト 1枚
- バジル 1枚
- パルメザンチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノを粗削りしたもの) 適量
- フレッシュトマトをスロージューサーを使って絞ります。そこにセロリソルト、タバスコ、ブラックペッパー、フレッシュレモンジュースをいれて味を整えます。
- 大きめの氷を入れたグラスに燻製パプリカウォッカを入れ、1のフレッシュトマトジュースと合わせ、バースプーンでよく冷やし混ぜます。一度味を見て必要であればさらに調味料で味を整えます。
- 仕上げにドライトマトを添え、パルメザンチーズとバジルの葉をのせて完成です。(※ちなみにパルメザンチーズは市販の粉チーズは香りが弱いので、必ずパルミジャーノ・レッジャーノを削ったものを使用します。)
グラスに顔を近づけるとまずバジルのいい香り。少しトロトロとしたテクスチャーのカクテルを口に含むと、フレッシュなトマトの果肉感に、後からほんのりスモーキーなパプリカが香ります。チーズの入り方によって味わいが変わるのも、美味しい要素です。
イタリアンなフレーバーながらも、ガスパチョ(スペインの冷製スープ)のような味わいのブラッディメアリー。トマトは栄養価も高いので夏バテ予防、また美容効果も高いので、特に女性のお客様にもおすすめのカクテルですね。サラダスープ感覚で、ぜひお試しください。
以上、本日のブログは小林がお届けいたしました。