今回は新規入荷したスペインのジン『アルケミスト』をご紹介します。
マスカットを使用したフルーティなプレミアムジン
このジンは年に12回、スペインの満月の日にだけ蒸留してつくられるプレミアムジンで、マスカットの他、アンジェリカやセージ、コリアンダーやカモミール等、21種のボタニカルを使用し、3回の蒸留によってつくられています。
『アルケミスト=錬金術師』というのは、蒸留によってお酒をつくる造り手(ディスティラリー)を指していると思われますが、独創的なボトルキャップから、本来の錬金術や、どことなく月の象徴も兼ねているのではないかと感じさせるデザインです。
余談ですが、ボタニカルとして使用されている「アンジェリカ」というハーブは、ラテン語で天使を意味し、黒死病に効く薬、中世ヨーロッパでは退魔に有効とされ、呪術的なことにもよく用いられていました。現在でも神聖な植物として、天使のハーブや聖霊の宿る根、または魔女の霊薬とも呼ばれ、錬金術に関わりが深いハーブでもあった可能性が大いに考えられますね。
飲み方はそのままストレート、もしくはロックも美味しいですが、ジントニックにすると華やかな香りが一層広がりオススメです。
BAR Zolddichにお寄りの際は、是非ともご賞味くださいませ。
以上今回の記事は、山路が担当致しました。