果物を原材料とした蒸留酒『ブランデー』をご紹介~ヘネシー・カルバドス・ピスコなど

 

こんにちは川口です。クリスマスも終わり年末ですね。みなさんお忙しいとは思いますが、Bar Zolddich は営業しております。

さて、12月も終わりに近づき一層冷え込んできましたね。そんな日はホットカクテルも良いですが、たまにはちょっとおしゃれに…と言うことで?今回はブランデーの紹介です。

ブランデーと言うとどんなイメージでしょう。裕次郎?ナポレオン?何か高級なイメージがあるかもしれませんね。他のお酒もそうですが、ブランデーも高級なものももちろんありますが、お手頃なものもあります。自分のイメージでは紳士たちが書斎やラウンジで葉巻を燻らせながら、商談や政治について話しているイメージです…

そんなブランデーですがそもそも何かというと、一般的にはブドウを原材料とした蒸留酒です。ワインを蒸留したもの、といった感じでしょうか。ブランデーという名称もノルウェー語brandeviin「焼いたワイン」というのが語源とされ、オランダ語でブランダウェインとなり、その後単にブランデーと呼ばれるようになったようです。因みにフランスではオー・ド・ヴィー「命の水」と呼ばれます。ウイスキーやウォッカ、アクアビットなどの蒸留酒と語源は同じですね。歴史的には7世紀頃スペインで作られていたとされ、15世紀フランスで生産が始まり広がりました。フランスでは王公貴族のお酒として嗜まれました。世界中に広がったブランデーですが、一般的にはブドウが原材料ですが、ブランデーは果実酒を蒸留させたものの総称です。なので、林檎やチェリーが原材料のブランデーもあります。

ではブランデーを紹介させて頂きます。

ヘネシー

飲んだ事は無くとも、名前は知っている方も多いのでは。最も有名なコニャック(フランスのコニャック地方で作られるブランデー)ではないでしょうか?当店ではヘネシーV・SとV・S・O・Pの2種類があります。華やかな香りと、貴賓あるフルーティーな味わいです。250年以上の歴史があり、古い原酒は200年を越えるものもあるそうです。

フランス王公貴族に愛されたブランデーです。香りを楽しむ為にストレートが推奨されますが、アメリカやイギリスでは、水割りやソーダ割りが貴賓ある飲み物とされます。

カルバドス

リンゴを原料としたフルーツブランデーです。アップルブランデーの中でもフランス、ノルマンディ地方で作られる物をカルバドスと呼称します。リンゴ由来の爽やかな味わいと香りのブランデーです。当店ではブラー・グランソラージュとポムゾニエールを置いています。ボトルの中のリンゴが特長です。

まるまるリンゴが入っています。
どうやってリンゴを入れるのでしょう?

ピスコ

南米ペルーやチリが原産のブランデーです。気候風土がブドウの生産に向いていた事から、ブドウ栽培が始まりましたが、スペイン植民地時代、ワインを作らせたところ、本家スペインよりも良質なワインとなり、スペイン産ワインを圧迫したためワイン製造が禁止されてしまいました。そのかわりに作られたのがピスコです。樽で熟成しない為無色透明です。当店ではアルト・デル・カルメン・ピスコ・トランスパレント名前長い…を置いてあります。

南米産ブランデー。ストレートでも美味しですが、ピスコサワーが有名ですね。

今回は3地域の原産ブランデーを紹介しました。これら以外のブランデーもありますので、ぜひお試し下さい。

042-527-1616