どーもー僕です、そうです最近勢いあまって転んで、顔面負傷した、倉元昌浩です笑
本日のブログは僕がお送りいたします‼︎ 今回はみなさんが何気なく飲まれているカクテルやウイスキーなどで使われている氷を、どうやってお店で仕込んでいるのかをご紹介しようと思います。
BAR Zolddichでは、立川の「有限会社福島氷室」さんに氷を注文しています。当店で主に使っているのが貫目氷(かんめごおり)といって、1貫=約3.75kgの大きな純氷(じゅんぴょう)の塊です。純氷とは混じり気がなく透明度の高い、固く溶けにくい氷のことで、24時間以上かけて凍らせる製氷工場でないと作れないものです。
そして、当店の丸氷はアイスモールド(氷溶解機)で仕上げた水晶玉のように綺麗で、お客様にとても人気があります。よくどこで売っているの?と聞かれるのですが千葉県松戸市にある、株式会社大信製作所(タイシンセイサクショ)で作られていてメーカーから直接買うことができます。当店で使っているアイスモールドは直径80mmの、既製品では一番大きい物を使っています。福島氷室から届いた氷は切れ目が入っているので小分けにしてから、各氷用にカットしていきます。
まずは氷の大きさによって、丸氷、角氷、棒氷のどれを作るかを考えてカットしていきます。丸氷に関しては一貫から3個しか取れないのでよく考えないとなりません。氷のカットに使うのは鋼の麺切り包丁とゴムハンマーで各大きさにカットしていきます。
氷は硬いと変なふうに割れてしまうため、仕込みの1時間前くらいから常温に出しておいてゆっくり柔らかくしていきます。今回は丸氷、棒氷を作っていきます。棒氷はロングカクテルに、丸氷はウイスキーやスピリッツのロック、カクテル用です。氷のカットは慣れてない人がやると、氷がグシャグシャになってしまったり、氷の形が悪くなったりするのでなかなか難しいです。棒氷の形にカットした氷はアイスモールドで角を取りつつきれいに整形しています。
丸氷はアイスモールドに入れる前にある程度丸に形を整えておいて、オーダーが入ってから一個づつお客様の目の前で仕上げていきます。
こうして一つづつ丁寧に作られた氷は皆様のもとに提供されます。是非手間暇をかけた綺麗で美味しい氷を使って、ウイスキーやラムなどのお酒をオン・ザ・ロックで楽しんで頂けたらと思います。