【春の燻製】鰆の桜スモーク~新玉ねぎソースと春野菜添え~

 

今回は旬の食材を存分に使った、春らしい燻製料理をご紹介します。

旬の食材『鰆(さわら)』の燻製と春野菜を合わせます

冬から春にかけて旬を迎える鰆は、淡白でくせのない白身魚なので、とても燻製に向いています。今回は、この鰆をスモークにして春野菜と合わせ、爽やかな一品に仕上げていきます。使う春野菜は、新玉ねぎ、芽キャベツ、菜の花です。新玉ねぎはソースに使い、芽キャベツと菜の花は、付け合わせにします。

芽キャベツと菜の花は塩ゆでにしておきます。

先に新玉ねぎで冷製ソースを作成

材料と作り方

  • 新玉ねぎ 2個
  • 酢    200ml
  • 砂糖   大さじ4
  • 燻製醤油 大さじ2
  • 塩、ブラックペッパー 少々
  • オリーブオイル 大1    
  1. ボウルに先に酢をいれておき、新玉ねぎを1コ半分、すりおろしながら加えていきます。(酢に直接おろし入れると辛味が抑えられてマイルドになります。)
  2. 残り半分の新玉ねぎはみじん切りにして加えます。
  3. そこに砂糖、燻製醬油を入れて混ぜ、塩コショウで味を整えます。
  4. 最後にオリーブオイルを加えてよく混ぜたら、冷蔵庫で一晩以上寝かせて酸味が落ち着いたら完成です。

鰆の燻製の作り方

燻製する前の下準備

  1. 鰆の切り身をバットに並べ、臭みを洗い流すように、自家製ハーブウォッカをかけて5分ほど置きます。
  2. しっかり水気を切り、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取ります。鰆の量の2%分の塩と、その塩の量の10%分の砂糖をよく混ぜて、鰆の身に振りかけてすりこむようになじませます。
  3. 鰆をフリーザーバッグに入れたら、白ワインと水を1:1で鰆が浸るようにいれ、なるべく空気が入らないように密閉します。これで冷蔵庫で一晩寝かせます。
  4. 一晩寝かせたら、またしっかり水気を切り、キッチンペーパーで拭きます。鰆を食品用脱水シート(ピチットシート・スーパーを使用)ではさむようにバットに並べ、冷蔵庫で一晩脱水します。これで下準備は完成です。
燻製時のおすすめの便利アイテム『ピチットシート』で鰆を脱水中

桜のスモークチップで燻す

今回燻製に使用するのは、白身魚と相性の良い桜のスモークチップです。鰆の身が張り付かないように、あらかじめ網にオリーブオイルを塗って並べます。身をしっとり柔らかく仕上げるために、高温にしすぎないよう60℃を保ちながら、1時間半ほど燻します。燻し終えたら2時間ほど外気にさらし、冷蔵庫にしまって一晩寝かせて完成です。

ちょうどいい柔らかさに仕上がった鰆のスモーク

盛り付けは皿に新玉ねぎソースをしいて、その上に食べやすくカットした鰆、付け合わせの芽キャベツ、菜の花をのせ、エディブルフラワーの金魚草を飾ります。

鰆の桜スモーク~新玉ねぎソースと春野菜添え~

しっとり仕上がった鰆スモークに、みずみずしい新玉ねぎのソースが合わさり、燻製ながらもさっぱり爽やかで春らしい味わいとなりました。

量も鰆の切り身1切れ分のボリュームですので、お一人様でも無理なくお召し上がりいただけるかと思います。季節限定メニューとなりますので、暖かくなってきた春のバータイム、一人飲みのアテにも是非お試しください。また、品質を保つため少量ずつ仕込んでいます。オーダー状況により一時的に品切れになってしまうこともありますが、何卒ご了承くださいませ。

以上、本日のブログは小林がお届けいたしました。

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