こんにちは川口です。今回はシングルモルトウィスキーのご紹介をしたいと思います。以前ウィスキー五大産地の紹介させて頂いたので、多少重複しますが説明と紹介します。そもそもシングルモルトウィスキーとは?聞いた事はあるけど…って方も多いと思います。
ウィスキーは色々な原材料があるのですが、スコッチでは大麦のみと、大麦以外で作られたものに大別されます。シングルモルトとは主にスコットランドで作られた、その名のとおり大麦のみを原材料としたウィスキーです。それ以外の穀物(小麦やライ麦、トウモロコシ等)を主原材料としたウィスキーはグレーンウィスキーと呼ばれます。
スコットランドには100以上の蒸留所があるのですが、(全ての蒸留所がシングルモルトウィスキーを作っている訳ではありません)それぞれに個性豊なウィスキーがあります。そんなシングルモルトですが、スコットランドの中でも6つの地域に別れ、それぞれの地域で特色あるウィスキーが作られます。ですがその紹介は次回させて頂く事として、今回はシングルモルトウィスキーの中でも人気の高い代表的銘柄をいくつか紹介させて頂きます。
グレン・フィディック
1963年世界で初めて売り出された、シングルモルトウィスキーです。それまでのウィスキー市場では、ブレンデット・ウィスキー(モルトウィスキーとグレーンウィスキーをブレンドしたもの)が主流でした。無謀な挑戦と言われましたが…現在では世界で最も飲まれているウィスキーとなっています。そして特徴的な三角形のボトルも世界初です。名前はゲール語で「鹿の谷」の意です。
クセのない、爽やかでフルーティーな味わいです。
ザ・マッカラン
「シングルモルトのロールスロイス」と言われる、シングルモルトを代表する銘柄です。シングルモルトブームを牽引してきたとも言える、抜群のバランス感と安定感を持った一本。シェリー樽(スペインで作られるワインの一種)熟成由来の華やかな香りが特徴です。名前はゲール語で「聖コロンバの丘」の意が語源と言われます。
濃厚な甘い香り、チョコレートのような甘さを感じさせる味わいです。
ラフロイグ
スモーキーで消毒薬のような香り、シングルモルトの中でも特徴的な銘柄です。その香りはかつて、アメリカ禁酒法時代「この香りは酒ではない、クスリだ」と主張したと言われます。またイギリス、チャールズ皇太子が愛飲する事から、イギリス王室御用達のウィスキーです。その強烈な個性から飲み手を選ぶ一本ですが、一度ハマるとクセになってしまう?かもしれません。名前の意はゲール語で「広い湾の美しい窪地」です。
少ないですが代表的銘柄を紹介させて頂きました。勿論これ以外にも有名銘柄はあります。味の感じ、今までに飲んだ事のある銘柄を言って頂ければ、お好みに合う銘柄を選ばせて頂きます。