季節によっていろいろな旬を味わうことができ、お客様にも人気があるのがフレッシュフルーツ・カクテル。今回は『ドラゴンフルーツ』を使って、さっぱりとした初夏向けの新作フレッシュフルーツ・カクテル をご紹介いたします。とは言え、ドラゴンフルーツ自体、日本では一般的に馴染みもなく、食べたことがない方も多いと思いますので、どんなフルーツなのかまず少しご説明します。
ドラゴンフルーツは栄養豊富なスーパーフード!
ドラゴンフルーツ(別名:ピタヤ)はサボテン科の果実です。原産はメキシコと考えられているようですが、今は東南アジアで多くつくられています(※日本でも主に沖縄で栽培されています)。種類はさまざまですが、今回使用するのは、中身が白い『ホワイトピタヤ』と呼ばれるタイプです。特徴的な外見とはうらはらに、その味はあっさりとした甘みで数あるフルーツの中でもカロリーが低く、栄養がたくさんつまったスーパーフードとして海外セレブにも人気の果物です。
含まれる栄養素はビタミンB1・B2、葉酸、ナイアシン、ビタミンC、カロチンなどのビタミン類に加え、さらにカリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルがたくさん含まれています。そして美容に必須の食物繊維や、老化防止に有効なポリフェノール、アントシアニン、さらに解毒作用をもつアルブミンまで入っています。もはや健康美容食ですね。
ドライ・ドラゴンフルーツを作る
まずはカクテルのデコレーション、ガーニッシュ用に、ドライ・ドラゴンフルーツを作ります。3~4mm程度の厚さに輪切りにして、ディハイドレーター(食品乾燥機 )に並べてセットします。50℃程度で半日以上かけてしっかり乾かしたら完成です。冷蔵庫で3日ほど寝かせると、生で食べたときよりも甘みが増して美味しくなりました。
ソルティライチをイメージしたゼリーカクテルに
ドラゴンフルーツの果肉はサクサクしていながらも、柔らかく、ちょっとゼリーっぽさもあります。そしてたくさん詰まったチアシードのような種が、プチプチとして、キウイフルーツを食べた感じに近い食感をうみます。この2つの特徴を活かして、ゼリー飲料のようなテクスチャーのカクテルに仕上げていきます。味わいは暑い日でもさっぱりとお召し上がりいただけるよう、夏によく売られている人気のドリンク「ソルティライチ」風にアレンジします。
カクテルの作り方・レシピ
まずドラゴンフルーツを半分にカットし、外皮をむいて果肉を取り出し、クラッシュゼリーのようになるまでマッシャーで丁寧につぶします。ボストンシェーカーで材料を合わせていきます。
- バカルディ・ホワイト 25ml
- ディタ・ライチ 5ml
- グレープフルーツジュース 40ml
- 食塩水 2drop
- シュガー 適量
シェイクしてよく冷やし混ぜたら、氷を入れておいたグラスに注ぎます。外皮とミント葉を飾ったら、ガーニッシュに作っておいたドライ・ドラゴンフルーツを添えて完成です。
ゼリーのようなとろとろ感に種の食感がアクセント。さっぱりヘルシーなドラゴンフルーツカクテル、ぜひ一度お試しください。特に女性のお客様におすすめです!
以上、本日のブログは小林がお届けいたしました。