１年間、人に言えなかったこと

お久しぶりです。ゾルです。最後に書いたブログから2年半も経っていました。みなさん元気にお過ごしでしょうか。

このコロナ禍で変化があった方も多かったかと思います。自分としても大きな変化がありました。

一番の変化というと【価値観】でした。

・一番大事だと思ってきたこと

・一番時間を割いてきたこと

・魅力的だと感じてきたこと

がことごとく変わった。

きっかけとなったのはコロナ禍の始まる少し前の2019年の11月。

当時のぼくは会社の資金繰りに苦しんでいた。その2ヶ月前、西荻窪に居酒屋業態の2店舗目のお店を出したばかりの時である。まだコロナウィルスの影響など無いので、飲食店は賑わいを放っていた。うちの店を除いては。

居酒屋業態の「煮込み専門店マルミヤ」は、バーテンダーをしていた自分が、ずっとチャレンジしたかった大衆酒場。立川駅南口徒歩２分、昼から酒を飲めるエリアで路面では中々出てこない好立地物件。

自分も昼夜時間を問わず現場に入り、すぐに繁盛店になった。そして一年足らずで次の出店が決まりこれからという時である。バーの売上はそこまで変化が無かったが、立川の居酒屋の売上が恐ろしい勢いで下がっていた。自分も立ち上げた西荻窪のお店に付きっきりだったので手が回らなかった。

西荻窪の新店舗は好立地だったが競合が強く、苦戦が続いていた。軌道に乗せるまでは自分がやろうと考えていたが、このままでは会社の存続に関わってきそうだったので違う社員に代わってもらい、立川店の再建にあたった。

立川店は持ち直すことが出来たが、その一ヶ月後に西荻窪店は閉店することになる。僅か3ヶ月間。投下資金は1000万円だった。

ところが3ヶ月しか無かったお店なので自分も周りに閉店したことを公表出来なかった。いくらなんでも早過ぎるし、沢山の方に応援して頂いた。

「ゾルさん西荻窪店今度行くね！」

と言われてももう閉店しているのである。周りの期待をこんなに裏切ったのは初めてだった。

その後社員の裏切りがありピンチが続く。

そしてこのコロナである。

幸い資金調達が出来、助成金や給付金でやっていけているが、ここまでしくじると流石に自分自身を見つめ直すことになる。

緊急事態宣言でお店の営業が出来なくなったので、ずっとサボっていた筋トレを再開することにしたのだがその時にお世話になったのが「YouTube 」だ。

わざわざ時間をかけてカラダにキツイことを行うのだから、最短で良い結果を出したいと思った。トレーニングの種類を調べてフォームを見るのには動画が適している。動画を検索すると沢山の筋トレYouTuberがいて事細かにやり方を教えてくれた。

どの映像も非常に有益で動画を見ることにハマっていった。

そして思った。自分も何か発信したいなと。

嫌なことばかりが続いていたから、他人のSNSを見るのを遠ざけていた。正直なところ自分より充実している人間が、嫉妬の目でしか見えないのである。

それでも自分もブログを書いたり、動画を配信したことはあったので、そういったことが少なくとも嫌いではない。

2020年9月、とりあえずYouTubeをヤルと決めると同時に減量も始めた。

自分の顔の輪郭や腹を気にしながらじゃテンションが上がらない。

減量は筋トレとカロリー制限をメインで行なって、後半は有酸素運動も取り入れた。体重は4ヶ月で12キロ落とした。

久しぶりに動画を撮ってみると、喋ることが難しいなと感じる。

伝わりやすく、自分らしく。まだまだ経験が必要だ。

編集は更に奥が深いと思った。大したことない元ネタでも編集で面白く出来たりするし、面白いネタでも編集で台無しになりうる。

これからコロナウィルスが終息に向かい、飲食店の営業が再開されても動画の配信は続けて行く。

発信することが楽しいと思えてきたからだ。

自分の好きなこと、のめり込んだことを楽しむならもっとやりたいかを確かめる。

しばらく動画作成に取り憑かれよう。

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