映画とお酒第二弾~小説に登場した美味しいカクテルもご紹介

 

こんにちは先日ひさびさに大工仕事をして身体中が痛くなった川口です。

前回のブログ「映画にまつわるお酒をご紹介」に続き、映画とお酒第2弾ということで、映画に登場する美味しいカクテルについて紹介していきますが、今回は小説に登場したもの紹介していきます。

“007 カジノ・ロワイヤル”

言わずと知れた傑作スパイ映画シリーズです。シリーズ内でマティーニを飲むシーンがいくつかあります。しかし毎回同じオーダーと言う訳ではないのです。以前ボンド・マティーニと言えばウォッカマティーニをシェークで作ったものでした。しかしイアン・フレミングの原作小説第一作であるカジノ・ロワイヤル、そして2006年に公開された同名題の映画では、ジン、ウォッカそしてキナ・リレ(ベルモット現在名リレ・ブラン)を3:1:1/2でシェークし、レモンピール(レモンの皮)を添えてとオーダーします。このマティーニはボンドガールの名前から「ヴェスパー・マティーニ」と呼ばれます。

ヴェスパー・マティーニ

原作が刊行されたのは1953年(映画版の時代設定は現在)。英国のスパイであるジェームズ・ボンドが、ジン(英)ウォッカ(露)キナ・リレー(仏)を混ぜるという、東西冷戦下の時代を考えると、作者の皮肉が混じっているのかもしれませんね。

“山猫の夏”

冒険作家、船戸与一の最高傑作とも言われる作品です。自分も好きな作家なので紹介させて頂きます。

舞台はブラジルの片田舎、そこで”山猫(オセロット)”と呼ばれる男が主人公のバーで頼む一杯が「カイピリーニャ」です。「カイピリンガをもらおうか、砂糖は入れずレモンを多めに絞りこんで」とオーダーします。本来はレモンでは無く、ライムを使用します。名前もカイピリンガでは無くカイピリーニャが正しいです。

カイピリーニャはブラジルで主に作られるカシャーサ(ピンガとも呼ばれる、ラム酒の一種)に刻んだライムと砂糖を加えた一杯です。それをあえて砂糖を抜き、ライムを多めに絞るという、ハードボイルドな山猫らしいですね。これからの暑い季節にピッタリの一杯です。

カイピリーニャ
ライムをたっぷりお使いして。

“風と共に去りぬ”

アメリカ南北戦争時代を描いた傑作小説です。1937年にはピュリッツァー賞を受賞し、39年には映画化されました。南部アメリカの裕福な家庭の子女、スカーレット・オハラの波瀾万丈の人生を描いた作品です。

題名の”風”とは南北戦争の事。”去る”とは奴隷を使った大農園を主体とした南部貴族が没落していく事の意味合いです。奇しくも映画が公開された年は第二次大戦が開戦し、新しい戦争の時代に突入した時でした。

作品の主人公をイメージしたカクテルが「スカーレット・オハラ」です。作品の舞台である南部アメリカの代表的お酒、サザンカンフォードを使ったさっぱりとしたカクテルです。

スカーレット・オハラ
さっぱりとした、女性的な味わいです。

スカーレットの名言として有名な台詞が「明日は明日の風が吹く」です。このカクテルを飲めば、そう感じれるもしれません。スカーレットを演じたビビアン・リー美人でしたね~

映画や小説を見て登場人物にあこがれながら、一杯を楽しむなんてのも良いですね。

 

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